【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「…痛い、離して…」



「…お前が抱かせてくれたら、別れるっつってんだろ?
お前は…俺のこと、嫌いになったんだろ!?」



え………?



嫌いになった?



私が一輝のことを?



とんでもない!



嫌いになったのはそっちじゃないの?



「…………」



怖くて、声が出ない。




やだ…



やだよ…



私の目から、涙が溢れてきた。



次々と…溢れてくる。



止まらない。

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