【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「先生、かっこいいもんね」



「お、よくわかってんじゃん」



先生はニヤリと笑って、私の横に寝転んだ。



先生のほうを向くと、鼻と鼻がぶつかりそうなくらい近くに、先生の顔があった。



先生…まつげ長い。



しかも綺麗に並んでる。



こりゃ、生徒からモテモテなのも、彼女がいるのも頷けるな。



「俺…実は彼女のこと、そんなに好きじゃないんだよね」



先生がしゃべると、先生の温かい息が私の口にかかる。



…くすぐったい。
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