【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
キーンコーンカーンコーン。



始業のチャイムが鳴る。



ガラッ。



ドアが開く音と同時に、私は前を向いた。



「きゃーーーっ!!」



教室中に、黄色い声が飛ぶ。



私も、その黄色い声を発した中の一人。



だって…だって……




達川先生が教室に入ってきたんだもん!



最初はこんなにときめかなかったのに、今はこんなにもドキドキする。



前までは、達川先生が教室に入ってきても、女子たちの黄色い声を聞いて呆れてただけだったけど。



今は違うの!



ほんと、かっこいー♪


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