【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「…ったく、菜摘恋したことないから、恋心がわかんないんだろ」



「…まったくその通りですよー」



佳祐に上から目線で言われて、ちょっと悔しい。




「俺が教えてやろうか?」



佳祐は軽く人差し指を立てた。



「いや、いいし!」



「遠慮すんなって」



そう言って佳祐は、私の両手首を掴んで、私を壁に押し付けた。



「きゃっ!?」



なっ…
何々!?



目を開けると、目の前には佳祐の顔がある。



近っ…



そして今、私の心臓はバクバク。


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