【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
好きになったのは随分先のことだったけど。



それでも菜摘との出会いは忘れられない。




未だに菜摘は、俺のことを血の繋がっているいとこと思っている。




…まぁ、親がずっと黙っているから菜摘が知るはずもないんだけど。




親に口止めされているから、菜摘にも、みんなにも言えない。



…まぁみんなは俺達がいとこだって言ってないから、知らないんだけどな。



それが無性に嬉しかったりする。



菜摘が何度も、みんなに言おうとしてるけど、俺はそれを止める。



みんなに、菜摘といとこ扱いされるのが嫌だから。



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