【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
菜摘と一番仲が良い俺が、菜摘といとこだってみんなに知られたら、他の男だって黙ってはいられないと思う。




今一番菜摘と仲が良いのは俺だ。



誰にも渡したくねぇ。




そんな思いが、日に日に強くなる。



菜摘を好きなのは俺だけ。



菜摘が俺といとこじゃないって知ったら、少しは意識してくれるかな。



「でも、そんな日が来るのか…?」



一人で色々と悩みながら、朱色の夕陽で照らされた帰り道を、ゆっくりと歩いていく。




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