【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
でも、佳祐が出ていって2人きりになった瞬間、あの先生は後ろから私を抱きしめてきた。



心臓はバクバクなってたけど、それと比例して何故か覚めていく私の心。



次第に胸のドキドキは消え、いきなり吐き気が私を襲った。



「好きだよ、彼女と別れるから俺と付き合ってよ」



その言葉を聞いた瞬間、私は会議室を飛び出していた。



これ以上先生といたら、ホントに吐いてしまいそうだったからだ。


やっぱり、佳祐のいうとおり…この先生を好きという気持ちは、尊敬の意味だったのかもな。


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