【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
彼氏とか、夢のまた夢だし。


好きな人もできたことがない私が、彼氏なんて…


ありえないっつの。



告白は中3の頃一回されたけど…わけわからなくてフッたしなぁ。



私って恋向いてないかも。



高校でも結局、好きな人ができないまま終わっちゃうのかな。



…なんて沈んでると。



「菜摘!何暗い顔してんだよ」



佳祐が横から、私の頭を叩いた。



「ああ!?」



なんで話しかけてくるんだよ!


「佳祐くん登場ー」



なんて嬉しそうに笑う鈴香。

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