【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
第二章★血の繋がり★

先輩のお呼び出し

今日も太陽が私を照りつける。



佳祐と私がいとこだとみんなに知られて二週間が経った。



最近帝を見かけなくなった。



退学でもなったのかな。



あんなことされたけど、やっぱり心配だった。



中学の頃、ずっと一緒にいたんだもん。



話もそれなりにしたし。



人として信頼だってしていた。



「…何、考えてんの?」



「!?!?」



「…今週の日曜日は体育大会だな。練習ちゃんと参加してたか?」



「…け、佳祐こそ!」


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