【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
…いや、笑い事じゃないし!




「いやー今日もラブラブだね〜」



「別にそんなんじゃないし!」



鈴香に突っ込みを入れながらも、佳祐を叩き返す私。


「だーかーら!私と佳祐はッ…」



「菜摘、髪グシャグシャだぞ」



「……………」



私は無言で髪を巻き直す。


…うぅ、なんでいつもこうなるのよー。



否定しようとすれば、いつも佳祐が邪魔をする。



そのせいで、私と佳祐がいとこだって知ってる人は誰ひとりとしていない。


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