私はヴァンパイアに恋をした…
「…なっ!!無礼なっ!!」
パンッ―
私の右手は彼の左頬を
思いっきり叩いていた。
彼は唇をペロッと舐めて
ニヤリと不気味に笑った。
「お前、ますます気に入った!」
そう言って彼は
勝ち誇ったような
笑い声をあげた。
私はそれが怖くてしょうがなくて1歩2歩と
後ずさった。
「俺の名は
“クロウ・リナリエ”
今からお前は俺の花嫁だ!」
………は?
何言ってるの?
私の頭の中で?が飛び交う。
とりあえず聞いてみよう!
「あのー外国の方ですか?」
「あぁ。イギリスだ。」
「ああ!だから
外国系なお名前なんですね!」
ん?
待てよ?
イギリス!??