AVENTURE -君の名前を教えて-
3日目
鳥のさえずる声が聞こえてきた。
キラキラと輝く太陽の光が、窓から部屋の中へと差込み、私を起した。

朝。
快適な目覚め。

二日酔いもなく、爽やかな目覚めに少し嬉しくなりながら、ベッドの側においてあった腕時計を手繰り寄せて、時間を確認した。

「あ、まだこんな時間なんだ」

日本にいた頃には決して起きていないであろう時間に目覚めたことに、私は苦笑した。

顔を洗い、着替えをすませて化粧をする。

「よし、バッチリ」

鏡の前でもう一度チェックをすると、私は頷き、ポーチを手に取り、部屋を出た。
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