AVENTURE -君の名前を教えて-
「きっ…!?」

思わず叫びそうになった。
と、その時だった。

アヤが私をぎゅっと抱きしめてきた。

「!?!?!?」

突然の出来事にパニックになる。

「頼んでおいた服、そこに置いておけ」

アヤがそういうと、男の人はやれやれ、といった表情で、その場から去っていった。

「服、昨日と同じ服は嫌だろうからな。こっちで着替えを用意しておいた。そこに置いておくから着替えるといい」

「へ?」

アヤの言葉に、私は思わず気の抜けた返答をする。

「着替えが終わったら部屋に来い」

そういうと、アヤは軽くこめかみの辺りにキスをした。


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