QUARTET
あぁ、と、おぅ、の中間ぐらいの曖昧な返事をして、そのまま校門まで何も言わずに歩いた。
「で。どーするよ。
俺優しいから、3択にしてやる。
1、トモキ様に悩みを聞いて頂く。
2、優しいトモキ様に惚れてしまう前に何も言わずこのまま帰る。
3、トモキ様にジュースを奢る。」
大真面目な顔で言った俺に、美樹の蹴りが飛ぶ。
「ばーか。
4の、美樹様にあほトモキがジュースを奢る、でしょ。」
「は?何でだよ。あー、泣き顔写メっとくんだった。」
「泣いてねーから。
ってかトモキと話してるとアホが移るし。
もう帰るわ。じゃぁね〜。」
美樹は俺の手からカバンをもぎ取って、ひらひらと手を振って歩き出した。
強がりな後ろ姿を見て、勝手に口が動いていた。
「強がりきれなくなったら話聞くからいつでも言えよー。」
「別に平気だしー。」
なんとなく震えた返事だった。
「で。どーするよ。
俺優しいから、3択にしてやる。
1、トモキ様に悩みを聞いて頂く。
2、優しいトモキ様に惚れてしまう前に何も言わずこのまま帰る。
3、トモキ様にジュースを奢る。」
大真面目な顔で言った俺に、美樹の蹴りが飛ぶ。
「ばーか。
4の、美樹様にあほトモキがジュースを奢る、でしょ。」
「は?何でだよ。あー、泣き顔写メっとくんだった。」
「泣いてねーから。
ってかトモキと話してるとアホが移るし。
もう帰るわ。じゃぁね〜。」
美樹は俺の手からカバンをもぎ取って、ひらひらと手を振って歩き出した。
強がりな後ろ姿を見て、勝手に口が動いていた。
「強がりきれなくなったら話聞くからいつでも言えよー。」
「別に平気だしー。」
なんとなく震えた返事だった。