幸せが欲しい


「へぇ、知らなかった」

私は先生の事を1つ知れて嬉しい。


「うん、他の先生も生徒も誰も知らないからね」

じゃあ、私しか知らないって事?


余計嬉しくなって来る。

「秘密ね」

先生は口に指を一本当てる。


その仕草にドキッとする。


「先生がここにいる事ですか?」

ドキドキしてる事を気付かれませんように。


「うん」

「分かりました!絶対誰にも言いません」

私は笑顔で言う。



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