幸せが欲しい
けどたまに憂鬱な日もある。
九月の下旬、二年生は臨海学校に行かなくてはいけない。
グループ決めのHRの時、私は余ってしまった。
まぁ、予想通りってかびっくりしないけどね。
一人は気楽で私に向いてるのかもしれないけどこう言う時、ヤダなぁ…。
「どこかのグループで柚山さんを入れてあげてくれませんか?」
学級委員の子が皆に呼び掛ける。
あーあ
恥ずかしい…
何で自分っていつもこうなのかな?
私は恥ずかしいし情けなくて俯いた。