ミルクの王子様


ふらふらと足元がおぼつかない様子。




びっしょり汗もかいて...




顔も真っ赤。


「っちょ、大丈夫!?」




倒れそうになった弟をなんとか支えた






弟は何か私に言おうとしている。


「ん?何?」



「ぎゅう...



「牛乳.....」




その後、私の弟はすぐにまた眠ってしまった――




とりあえず着替えさせ、ベッドへ移動させる。


...小学校三年生の男子というのは、こんなにも重いのか?




それとも牛乳飲んで太い骨を持っている弟が重いだけなのか...





体温計で熱を測ると38.5だった。


...そりゃ、すぐ起きてこれないわ
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