君は天使-短編集-






あれから何年経ったでしょうか。


貴女とはずっと会っていません。


わかっています。


貴女がとても忙しいこと。


今の僕は、もう立つことも出来ません。


耳も聞こえません。


ただ、年をとっても、変わらないものが一つ。






貴女への愛。






僕の命はもう、長くないでしょう。


最期に貴女に会いたかった。


もう一度だけ、声が聞きたかった。




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