君は天使-短編集-



そして私は不幸なんだと知った。





外の世界はこんなにも明るくて、楽しそうで。


羨ましい。






そんな気持ちはいくつもいくつも積み重なった。





気がつけば私は、


「死にたい」


と思うようになっていた。






皮肉にも、私が生きているという実感は「死にたい」という感情から生まれてしまった。





私は何のために生まれてきたんだろう。






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