君は天使-短編集-
ある日
いつものように
外を二人で歩いていたら
君は言った
「ごめんね、つまんないよね。」
そんなことない
それでいいんだ
僕は君が好き
だからもう何もいらない
君はその白い手を
僕の手に重ねて言った
「これからも、ずっと一緒にいてくれる?」
僕は黙って頷いた
どんな困難にも
どんな辛い時にも
決して笑顔を絶やさずに
立ち向かって行く君に
僕は
何度勇気を貰ったんだろう
素直で純粋な君
何も飾らずに
僕に"好き"と言ってくれた君
君の手を僕は強く握った
僕は誓う
これからも
ずっと君のそばにいよう
どんな道も
二人なら歩いて行けるよね