ツインズ~あなたと出会って~
『車から降りて・・・』
『大丈夫か??』
泣いている私を心配しているのかイチヤは車から降りようとしない。
『もうほっといて!!あんたの気持ちはわかったから。後はユウが決める!!車から降りてよ!!(泣)』
無理やり車から追い出し、チーママの家に帰った。
毎日泣いた。どうしたらいいのかわからない。
親に言えない・・・
ある日、トイレに行くと下着に血がついていた。
慌てて病院に行って診察をしてもらった。
赤ちゃんは切迫流産しかけていた。
何とか大丈夫だったけど、この日先生から思わぬことを言われる。
まだ4ヶ月程度なのに凄くお腹が出ていて、エコーで見てもらっているとき。
『先生、私ちょっと太りすぎ??』
『・・・う~ん、そうやなぁ。』
『やっぱり!?』
『うん。・・・双子ですね~』
『えっ!?・・・』
私の頭の中は処理出来ないほどの問題であふれかえっていた。
母性が目覚め始めていた私は1人で産むことを考えていた矢先だった。