ツインズ~あなたと出会って~
『どうしたんですか?』
女の子がびっくりして私に話しかけてきた。
私はイチヤを見る。
イチヤはシーッて指をして、顔を横に振っている。
私には意味がわからなかった。
イチヤをにらんだ。
『私のお腹の中にイチヤの子供いるんです。』
はぁ~?????
息が詰まりそうになった。
イチヤは私を見てまた顔を横に振る。
知らない・・・
『この子イチヤの子や!!』
私は抱っこしていた子供がイチヤの子であることを女の子に言った。
すると女の子は泣き崩れた。
『うそやろ?何で?結婚しよって言ってくれたやん。今日おばあちゃんに挨拶しに行ってくれたやん。全部うそなん?』
『ちゃうって!!こいつは勝手に産んだんや!俺はおろせって何回も言ったのに勝手に産んだから俺には関係ない。』