狼クン達のオリの中【完】
「く・・・」


ムカついて歯をかみ締めたあたしに、薫は言う。



「涼兄はあきらめて、ボクにすれば?」


薫からは、小悪魔らしい無邪気な色気が溢れてて、あたしは急いで頭を振った。




「けっこうです!!!」



「あっそ?」



薫はクスリと笑い、部屋に入った。
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