狼クン達のオリの中【完】
「何で?
ボクのものが盗りたいから?
これで同等とか言っちゃうつもり?」
「薫っ!!」
「バッカみたい。
こんなのゲームなのにさ」
横を向いた薫の頬を、綾瀬涼が叩いた。
「何すんだよ」
ゾクっとするほどの怒りの表情を浮かべて。
痛いほど傷ついた瞳で。
薫が綾瀬涼を睨みつける。
「涼兄にはわかんないよ!!」
吐き捨てた薫に。
綾瀬涼が静かに言った。
「オレに彼女を奪わせようとするなよ。
もっと自分の気持ちを大切にしろよ」
ボクのものが盗りたいから?
これで同等とか言っちゃうつもり?」
「薫っ!!」
「バッカみたい。
こんなのゲームなのにさ」
横を向いた薫の頬を、綾瀬涼が叩いた。
「何すんだよ」
ゾクっとするほどの怒りの表情を浮かべて。
痛いほど傷ついた瞳で。
薫が綾瀬涼を睨みつける。
「涼兄にはわかんないよ!!」
吐き捨てた薫に。
綾瀬涼が静かに言った。
「オレに彼女を奪わせようとするなよ。
もっと自分の気持ちを大切にしろよ」