狼クン達のオリの中【完】
目を瞑った綾瀬涼の綺麗な顔に、心臓は最高潮にドキドキして。
「ご褒美のキスはまだですか?」
目を開けて、キスをおねだりして、じれったそうにゆっくり動く唇に見とれる。
吸い寄せられるように近づけた唇の先。
「薫・・」
静かに綾瀬涼の唇が動き、声が漏れる。
「ボクにも、恋する資格あるの?」
息を切らせた薫の姿がそこにはあって。
薫の言葉の意味を。
あたしは球技大会当日、知ることになった。
「ご褒美のキスはまだですか?」
目を開けて、キスをおねだりして、じれったそうにゆっくり動く唇に見とれる。
吸い寄せられるように近づけた唇の先。
「薫・・」
静かに綾瀬涼の唇が動き、声が漏れる。
「ボクにも、恋する資格あるの?」
息を切らせた薫の姿がそこにはあって。
薫の言葉の意味を。
あたしは球技大会当日、知ることになった。