狼クン達のオリの中【完】
「綾瀬さんと涼くん、その女の子には、改めて私から謝罪させてもらうよ」




震える声で男の人が話し。




「どこで育て方を間違えてしまったのか・・・」



頭を抱える。







「じゃあ、後はよろしく」



薫の。




聞いたことがない凛とした声が響き。




ノートパソコンを手に振り返った薫と、目があった。




薫は、一瞬驚いた表情をした後。




口に人差し指を立て、声を出すなとあたし達に合図して、ドアに向かって歩き出す。

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