狼クン達のオリの中【完】
「可憐さんとの婚約解消、取り付けましたっ!!」
腕を伸ばしてVサインをし。
「これ。
ボクからの、誕生日プレゼントっ♪」
にっこり笑い。
「おめでとうっ♪」
拍手をし。
「そうそう。
さっきお姉ちゃんのご両親から、電話あったよ?」
思い出したように言う。
「え?
何て?」
「宝石掘り当てたってさ。
お姉ちゃん、お嬢様復帰だね?」
「は?
宝石?」
「でも。
面白くてはまっちゃったから、当分帰ってこないってさ」
「はぁ~?」
呆れるあたしの横を。
薫はクスクス笑いながら、通りすぎた。
「お姉ちゃん。
今日の露天風呂は、最高だよ?」
肩越しに
振り返ることなく。
謎の言葉だけを
残して。
腕を伸ばしてVサインをし。
「これ。
ボクからの、誕生日プレゼントっ♪」
にっこり笑い。
「おめでとうっ♪」
拍手をし。
「そうそう。
さっきお姉ちゃんのご両親から、電話あったよ?」
思い出したように言う。
「え?
何て?」
「宝石掘り当てたってさ。
お姉ちゃん、お嬢様復帰だね?」
「は?
宝石?」
「でも。
面白くてはまっちゃったから、当分帰ってこないってさ」
「はぁ~?」
呆れるあたしの横を。
薫はクスクス笑いながら、通りすぎた。
「お姉ちゃん。
今日の露天風呂は、最高だよ?」
肩越しに
振り返ることなく。
謎の言葉だけを
残して。