あたしずはーと
強くなりたい
地に張り付いた
あたしの足
水を欲す、乾いた地面
強くなりたい
あたしは全然
がんばってはいなかったんだ
逃げてばかりだったんだ
強くなりたい
溢れた涙が
ゆっくりと頬を伝い
地に吸い込まれるように
こぼれ落ちた
乾いた地面に
あたしの涙が染み込んでゆく
この青い空のように
広く清い心の持った
人間になりたい
あの赤い夕空のように
何色にも染まらないような
芯の通った人間になりたい
あの夜空の中の月のように
迷い立ち止まっている人の
道しるべとなるような
そんな、人間になりたい
そう
思えるようになった