星の降る街


結局、2人はクレープ食べて…ぐすん…あたしも食べたーぃい」



気がつけば、教室にポツンと1人ぼっち。


皐月くん、帰ったのかな?

もしかして、仕事1人でするの?


嬉しいような、イヤなような。




「星野ッ!」


「えっ…!」



ダンボールを抱えた皐月くん…。


「文化祭のパンフを作るんだってさ。」


ダンボールをドンっとおきながらあたしの向かいの席に座る皐月くん…


作ると言っても、印刷をした状態の紙を折って、ホッチキスでノート状にしていく作業だそうで、恐ろしく沢山ある…。


「今年はうちのクラスが担当なんだって。」


だからこんなにあるんだ…


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