星の降る街



星野を家まで送ったあと、ゆっくりとチャリで家路を辿る。



ふと見上げた空は、大きな雨雲をつくり、今にも雨が降ってきそうだ。



それでも生き生きと鮮やかな青を彩る果てしなく大きな空は、たくましく見えた。




俺もいつかこんな空になりたい。



なにがあっても星野を守りとおせる、たくましい人間に。







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