星の降る街


なんだかんだ言ってると、あたしの通う高校が近づいてきて、高校生が多くなってきた。


「高校生多くなってきたな。なゆのクラスの人いねーの?」


うっ…。


恭ちゃんが質問するなり、クラスの男子が目の前に。


男子6人が2ケツでちょうど同じスピード。

人気者で仲良しな3人組と他のクラスの目立つ男子。


「じ、女子は反対方向からのバス通が多いから…。」



「ふーん。なゆは男子恐怖症治せよなー。避けてはなしてるのバレバレ。」


ヴ…。

隣にクラスの男子が居るのを知らない恭ちゃんは、おっきな声で話し込む。
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