恋がしたくて…
今までは、

どこか 家族の 犠牲になっている気がしていた。


「社会に接していたい」と言って、自分から 働きはじめたのに、
たまに、専業主婦を 羨ましく思ったりもしてた。

専業主婦と 私とでは、

絶対的に 持ち時間が違う。


私は、料理が趣味な訳ではないし、
特別、きれい好きな訳でもない。

だから、
「家事をする時間が 足りない!」
と 思った事は ない。

それどころか、
家事に 関しては、
『働いている』ということが、手抜きの 言い訳になるような気がして、
それを理由に、ずいぶんと 怠けてきた。


だが、
自分の時間 に関しては 違う。


本も読みたいし、
音楽も聴きたい。

みたい映画もあれば、
作りたいアクセサリーもある。

お金と時間を換算して、結局は、いつだって購入してしまうけれども、
スワロフスキーのアクセサリーを、
一度、デザインして、作ってみたい。


それに、何をする訳でなくても、
一人で 過ごす時間は 必要だ。

< 130 / 150 >

この作品をシェア

pagetop