恋がしたくて…
一度、笑みに戻った佐々木さんの目は、 あっという間に、 まん丸に戻り、

口まで ポカンと あきはじめた。



ひきづるようにして非常階段につれだされた佐々木さんが、
今、あたしの 二段ばかり下にいる。








私は 一段 下がった。


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