恋がしたくて…
自信
送受信を繰り返しているうちに、
「とにかく、もう一度。会って 話そう。」
と言う事になり、
仕事後、隣の駅の 喫茶店で 待ち合わせをした。

二人の間には、小さなテーブルがあるだけ。

一緒に夕食を食べた時より、二人の距離は、はるかに近い。


けれども、今度は 緊張してない。

お酒を飲んだわけでもないのに、りゅうちょうに会話は流れ、

おまけに、私の指先までが、しなやかに動く。

ネイルアートが 光ってる。
あたしの指先まで 女になっている。

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