恋がしたくて…
欲情
「俺はなぁー。女房の事は、今でも 好きだ。」
佐々木さんに そう言われて、
胸に ずきゅっ ときた。
「でもなぁー。
もう。 女としては 見れないんだよ。」
少し ほっと する。
「亜子は まだ旦那の事、男として見れてるのか?」
大きく 首を ふる私。
「よかった。
嫉妬しないで すんだよ。」
優しく 笑う 佐々木さんに、愛しさが 溢れてくる。
「何年も 一緒にいたら、 完全に家族だぜ。
俺にとって、女房はもう、女じゃないんだよ。
身内を 抱く気になんて、ならないだろ?」
突然 話題が核心部分に近づいた。
でも、いきなり そんな事で 同意を 求められても…。
気持ちは よく分かる。
私だって、今更、旦那に ときめかないし、
旦那の前で かっこをつけようともしない。
むしろ、女である事を隠そうとすらしてる気がする。
性的な 喜びや 欲望を 見せるなんて、論外だ。
そう。
何年も 一緒に住んでいるんだ。
スッピンだって、寝起きの むくんだ顔だって 知られてる。
それに 何より、性格のズボラな所だって バレバレの仲だ。
こっちは、今更、かっこをつける気にもなれない。
佐々木さんに そう言われて、
胸に ずきゅっ ときた。
「でもなぁー。
もう。 女としては 見れないんだよ。」
少し ほっと する。
「亜子は まだ旦那の事、男として見れてるのか?」
大きく 首を ふる私。
「よかった。
嫉妬しないで すんだよ。」
優しく 笑う 佐々木さんに、愛しさが 溢れてくる。
「何年も 一緒にいたら、 完全に家族だぜ。
俺にとって、女房はもう、女じゃないんだよ。
身内を 抱く気になんて、ならないだろ?」
突然 話題が核心部分に近づいた。
でも、いきなり そんな事で 同意を 求められても…。
気持ちは よく分かる。
私だって、今更、旦那に ときめかないし、
旦那の前で かっこをつけようともしない。
むしろ、女である事を隠そうとすらしてる気がする。
性的な 喜びや 欲望を 見せるなんて、論外だ。
そう。
何年も 一緒に住んでいるんだ。
スッピンだって、寝起きの むくんだ顔だって 知られてる。
それに 何より、性格のズボラな所だって バレバレの仲だ。
こっちは、今更、かっこをつける気にもなれない。