恋がしたくて…
塩キャラメル
私の一言で 満足をしたのか、
佐々木さんは、また、 話しを 再開した。

「だけど、女房が 嫌な訳じゃない。

女房には、ほんとに感謝してるし、
だから、幸せにしてやりたい。
とも思ってる。」


なんだ、なんだ!?次はまた、
奥さんとのノロケ話か!?

そう思った私は、 今度は、胸にズキュッとも来ないで、
ムカついてきた。


『塩キャラメル』


と 言う言葉が、突然 浮かんだ。

こんな時に 何だがー。
『塩キャラメルみたいな奴だ』

と思った。


< 64 / 150 >

この作品をシェア

pagetop