貴方に出会って……



「優って、好きな人いないの??」

と、聞いてみた。

いなかったら脈ありだと思いながら……

でも、それを裏切るかのように優は、顔を赤くして

「いるよッ」

と言った。

―ズキッ

心臓が変……

「へぇー…
どんな子??」

と聞くと、

小さく、あたしに聞こえない声で

「お前だよ」

と言っていた。

「誰だか教えて??」

「ヤダー…」

といって出ていってしまった。



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