Everlasting again.
A chance meeting

会いたかった


「ゆーいー!おはよ~」
「おはよっ」
「昨日のドラマ見た?あれ、超いいよね~」
今日も親友の椎名恵実と登校中。
めぐは恋愛系のドラマが大好きで今日も熱く語ってる。
昨日のドラマの話題ですぐ学校に着いた。

「じゃ、ばいばーい」
「ばいばーい」

めぐとは中1以来クラスは離ればなれ。
私はめぐに、またあとでと言って自分の教室に入った。

「みんな、おはよ~」
「おはよ~」
教室はやはり昨日のドラマの話題で盛り上がっていた。
いつもの様に席に着くとあたしの幼なじみの南和樹が喋りかけてきた。
「結実おはよ」
「おはよ」
「今日さ、テストだぜ。俺勉強してねぇよ」
「大丈夫だよ。結実もしてないし」
「とかゆって、いつも結実は成績良いじゃねぇか」
「ま、カズよりはいいけどね」
「おいおいっ!本当だからってちょっとは気遣えよな~」
「やだし。カズは馬鹿だもーん」
そんな他愛もない話をしてると、一時間目が始まった。
一時間目から授業は面白くなく、そっから昼休みまで、全授業を寝てすごした。
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