桜の咲く頃 ~君に~


朝起きてから夜までは街に出て夜になったらロッカーに帰る。


そんな生活に慣れ始めた3月


外の空気も暖かくなりはじめた。


卒業シーズンで私の中学も卒業式やったのかな?


なんて思ったら急に瞼が熱くなった。


ふと気づくと


頬に温かいものが流れて…


気がついたら中学の近くまで来ていた。


中学校へと足を運ぶ。


しばらくすると中学の向かいにある公園に着いていた。


入学式の日に来た公園。


学校の音もたくさん聞こえる。


授業が始まったのか


校内から「キーンコーンカーンコーン」というお決まりの音が聞こえてくる。


懐しいその音。


目を閉じると…1年前の記憶が蘇る。


その時はじめて


今年学校に行ってないことに気づいた。。。



< 4 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop