桜の咲く頃 ~君に~
懐かしい感覚に浸りながら
音の波に乗り遅れないように、
音の波に流されないように。
慎重にやっても数ヶ月間のサボりは声に出た。
気を使ってる感満載。
そんな自分が嫌になる。
毎回そう。
電話ではできるできるって言ってるけど
実際は自分の声がどれほどなのか知るのが怖くて行かないだけなんだ。
曲が終わってもメンバーの表情は変わらなかった。
いつもどおり暖かく接してくれてる。
「あれ?ソノちゃん家で声出ししなかったでしょ?」
家で声出しなんてもう1年くらいやってない。
「だね。前回のライブ前とほぼ一緒。」
だろうな。
やっぱ聞けば分かっちゃうんだね。