桜の咲く頃 ~君に~
信号
pm6:17
「んじゃ。そろそろ帰んないとだから。」
「ん~。じゃぁねぇ~」
いつも通りゆるく送り出してくれた水野と
イェッ!
っとハイタッチをさせられる。
いいなぁこの人は。常にハイテンションで。
「あっ。ちょ、ソノ!明日4:30集合だから!」
あぁ、明日ライヴか。
「ん。たぶん行く。」
「たぶんじゃないでしょ?絶対来なさい!」
ぷくっとほっぺを膨らませた水野がソファから見上げる。
「ゎかった。絶対行くから。」
すると万遍の笑みで
「やった、ソノちゃんとライヴやんの久しぶりじゃん♪」
「は?当たり前だし」
・・・前から思ってたけど
温度差激しくなぃ?
そんな疑問を抱きながらスタジオを後にした。