桜の咲く頃 ~君に~
家なんてないのに…。
そんなの聞かないでよ…。
「ねぇ?」
「……ないよ。」
「は?」
もういいじゃん……
「どういうこと?」
心配とかいらないし
家ないってたいったって面白がるだけじゃん
「彼氏に振られた女が泣いてるぐらいに思ってどっかいってよ。」
自分なりになるべく冷たく言い放った
これ以上優しい声で問い詰められたら…
「中学生が何言ってんの?」
「…は?」
私中学生なんて1言も言ってない。
「中学生なのに大人ぶって強がってんなよ」
今まで何も言わなくても高校生とかと間違われてた。
間違われてたから現実から逃げていることができたのに…。
他人に突きつけられる現実が
1番痛い