いいよ、付き合う! ただ……

「あのさー、いい加減好きな人つくんなよ?」

梓にも呆れられているが
アタシは、まだ章平くんのことが
吹っ切れていないんだ。

だから恋愛できない。

「だって……」
「まぁ、うちは、今からダーリンのところ行って来るから♪」

梓は、そう言って
さっさと空のお弁当箱をしまって
梓の彼氏の三島先輩に会いに行ってしまった。


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