いいよ、付き合う! ただ……

だけど、どんなに

「浩太」

と呼んでも返事はなかった。
この時、初めて

浩太はもういないんだ。
浩太と2度と話せないんだ。
浩太は……死んだんだ

って思った。

浩太が死んだって理解できた瞬間
アタシは、泣き出してしまった。
横を見ると三島先輩も梓も静かに泣いていた。

そして、霊安室から出ると
浩太のお兄さんが

「浩太のバックから出てきた麗さん宛ての手紙です。
読んであげてください」

と言って、水色の封筒をわたされた。
手紙を開くとそこにはこう書いてあった。
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