いいよ、付き合う! ただ……

「お待たせ」

アタシと梓が駅に行くと
すでに三島先輩や芽衣ちゃんと大沼くん
そして、章平くんが来ていた。

「おはよ♪」
「おはよー」

みんなにあいさつしながら
電車に乗り込み、近くの遊園地に向かった。
電車の中でアタシと章平くんは、何も話さなかった

いや、気まずすぎて話せなかった。

だけど、章平くんが持っていたアメが
アタシの好きなイチゴキャンディーだったから

「おいしそー」

アタシは呟いた。

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