いいよ、付き合う! ただ……

想い


「あのね、
章平くんと付き合うことになった」

スポーツ大会も終わり、
いつものように梓とお昼ご飯を食べながら
付き合うことになったことを報告すると
梓は、下を向いて黙ってしまった。

「……梓?」

アタシが聞くと

「よかった、よかったよ。
麗が幸せになれる相手が見つかってよかった。
本当によかった」

梓は、アタシの目を見て、泣きながら言ってくれた。

「あ……りが、とう」

アタシは、泣きながら途切れ途切れで梓に言った。

「お礼言うくらいなら幸せになってね」

梓は、泣きながら笑顔で言ってくれた。
梓は、本当に最高の親友だ。
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