いいよ、付き合う! ただ……

大樹 side


「知ってたんすか!?」

俺は、思わず聞いた。

「うん、ごめん。お守り渡してるところ見ちゃって」

キャプテンは、平然と言った。
そして、こう続けた。

「どーでもいいかもしれないけどさ、
あずちゃん、泣いてたよ」

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