涙の宝器~異空間前編
もちろん俺は左に進む。

ここからはそんなに時間はかからない。
しばらく登るとようやく到着。
芝生が生え渡るオシャレな地面。
ここからは町並みが広々と見渡せる。

「うわー!!」

懐かし過ぎる当たり前の景色。
その中で俺は深呼吸。
実はこれで終りではない。

俺の背後にはまだ階段があった。
俺は二百段ほどの長い階段を上がり始めた。
第一展望台よりこの頂上にある第二展望台こそが俺の場所。

過去のトレーニングに比べたら、この長い階段など何の苦悩もない。
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