涙の宝器~異空間前編


俺は自分の危険も考えず、中に乗り込んだ。


ここに来た以上、大ケガも覚悟しなければ。
そして、一刻も早くこの状況を解決しなければ。



「あの、何してるんですか!」


A「君には関係ない。立ち去れ」

「この人たちが何したのか教えてください!」


B「この男は本大会を欠場すると申告もせず逃げていたんだ」

「おい!タケシとかいったな。お前何でエントリーしたんだよ?」

「言えない……」

「自分の状況わかってんのかよ!?
欠場したら舌抜かれるんだぞ!!」


タケシは酷く怯えていた。
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