涙の宝器~異空間前編
幹部は三人いた。
幹部Cはとても体が大きかった。
タケシが宙吊りにされているロープを、幹部Cが腕力で引っ張り上げていた。
「とにかく、こんな事は良くないです!
今すぐやめてください」
A「ダメだ!俺たちが内部空間移動の発令を承諾された時点で、こいつへの罰は決まっているのだ」
「内部空間移動?」
A「そうだ。
それを使わなければ、こいつらをこの場所まで連れてくるのは不可能だ」
「何で四人も連れてきたんですか?他の三人は関係ないじゃないですか!」